PHP技術者認定機構からPHP8技術者認定試験が4/1に実施スタートされたとのことで、試験概要及び模試を受けてみた所感を綴っていきます。
PHP技術者認定試験とは
PHP技術者認定機構が実施している「PHPの言語仕様やプログラミング技術の知識を問う試験」です。
PHPの各バージョンに合わせた試験範囲とレベルに区分けされており、執筆時点では以下の試験枠で実施されています。
PHP Ver | 試験名 | ITSSレベル | 試験時間 | 設問数 | 受験料(税抜) | 補足 |
5系 | PHP5技術者認定初級試験 | 1 | 1h | 40 | 12,000 | |
5系 | PHP5技術者認定上級・準上級試験 | 2/3 | 2h | 60 | 15,000 | 合格ライン 7割以上:上級 5割以上:準上級 |
7系 | PHP7技術者認定初級試験 | 1 | 1h | 40 | 12,000 | 上級・準上級はなし |
8系 | PHP8技術者認定上級・準上級試験 | 2/3 | 2h | 30 | 16,000 | 初級はなし 合格ライン 7割以上:上級 5割以上:準上級 |
受験料は安くありませんが(学割等あり)、経産省が定めるITスキル標準(ITSS)が定める資格にも含まれているため、受験するメリットは少なからず存在するといった印象です。
試験概要の詳細等は認定機構の公式からご確認ください。

PHP8は4/1から実施された新試験枠
PHP8系は8.0(2020/11~)と8.1(2021/11~)の2バージョンが展開されており、8.2についてもRFC(Request For Comments)での議論が活発に行われている状態です。
ですが、これまでの認定試験がカバーしていたのはPHP5, 7系のみに留まっていました。
加えて、7系の試験には上級・準上級枠が設置されていないこともあり、個人的にはバージョンの新しさを優先して7系を受験するのか。はたまた難易度を重視して5系の準上級を受けるのか。地味に悩みどころでした。
そんな状況下でようやく、PHP8系の認定試験が2022/4/1から実施されることが決定し、内容としても準上級・上級のみに。
受験を考えていた僕にとってはタイムリーな話題かつ、必然的に8系を受験するのがベストという選択になりました。

模試について
PHP技術者認定試験には各試験枠に応じて模擬試験が用意されており、PRIME STUDYというサイトにてPHP及びPythonの模試を受験することができます。

受験に必要なものは
- 名前
- 結果受け取り用のメールアドレス
の2つのみで無料で何度も受験可能です。
模試で正答率と問題傾向への理解を深めることはもちろんですが、合格への不安が拭えない方は書籍やネット教材等を利用した計画的な学習スケジューリングを行うことが重要かと思います。
PHP8技術者認定試験 上級・準上級の模試を受験してみた
というわけで実際に模試を受験してみました。
PHP8の受験枠における出題範囲や模試を受けた所感を記しておきます。
出題範囲
認定機構の公式にて公表されている出題範囲及び出題割合は以下となっています。
No. | セクション名 | 出題割合 |
1 | インストールと設定 | 3.3% |
2 | 言語リファレンス | 49.6% |
3 | セキュリティ | 13.3% |
4 | 機能 | 3.3% |
5 | 基本的な関数 | 30.0% |
出題割合を見るに、「言語リファレンス&基本的な関数」の2セクションからの出題が約8割となっています。
つまり、この2セクションを抑えれば上級の合格ラインを超えることが可能です。
その逆もまた然りではありますが…
主教材
PHP技術者認定試験では各試験に対して主教材が指定されており、市販の対策本や技術書が指定されていることが多いです。
しかし、PHP8系の認定試験は公開から日が浅いため市販の教本の指定ではなく、phpの公式ドキュメントが主教材として指定されています。

試験対策に特化した教材…という訳ではもちろん無いので、自分なりの効率的な学習を行うのは少し難しいのではという所感です。
初見の模試結果
まずは結果から。
4割に届かずでした。
仕事でPHPに触れてはいるものの、それ以外の時間でほぼ触れていなかった自分。
ツケが回ってきたようです。
普段から見慣れたメソッドやロジックの挙動など、自身の経験にはない知識を数多く求められました。
また、設問にはドキュメントからの引用が多く、日本語的なニュアンスの間違いを見つけるというよりは
記述されているコードの実行結果を正確に導き出せるかどうか。といった感覚でした。
おわりに
新たに実施されたPHP8技術者認定試験の概要と初見で模試を受けた所感についてお話ししてきました。
記事を書き、模試の結果を受け、勉強も少しずつ始めたという状況なので僕自身は本番の試験を受験しようと思っています。
執筆時点ではあくまで模試を受験した程度で留まっているため、本番と模試との間の出題傾向の乖離がどの程度あるかは知るところではありません。
本番の結果も何かしらの形で共有しようとは思っていますが、受験までもう少し時間を費やす必要がありそうです。